これまでから何度か噂に聞いていた世田谷ボロ市に行ってきました。
京都にも北野天満宮骨董市や東寺弘法市があり、骨董品で良い出物がないかと訪れる事があります。
東京でも是非行ってみたいと思い、初めて訪れることができました。
ちなみに、世田谷ボロ市についてサイトに載せられた情報では、天正6年(1578年)に小田原城主北条氏政がこの地に楽市を開いたのが始まりで、世田谷を代表する伝統行事として、400年以上続いている行事との事。
想像以上に歴史が古い事に驚きです。
僕の期待は京都で売られている骨董品とは系統が違う品が多く出ているのではないかというもの。
つまり、東京という都市は江戸時代から繁栄をしている訳ですから、それなりのストックがあるのではないかという期待です。
古い着物を売るお店はほとんど見かけませんでしたが、食器類は京都とまではいかないまでも、そこそこのお店が出ていました。
しかも、そばちょこやおちょこ等骨董品に代表される食器類はかなり安いという印象を持ちました。
骨董品は人々が興味を持っているかどうか、人気があるかどうかが値段に反映されるリアルな分野です。
それだけに京都と東京の違いが分かり、改めて両都市の違いに興味がわきます。
全体的には骨董市というよりも、名前の通りボロ市という趣がありました。
人々が露店に足を止め、様々な会話を楽しみながら商品を見ている姿は400年間変わっていないのだろうと感じました。
こうした下町が持つ独特の文化はこれからも残って欲しいものです。
今回購入したのはこのそばちょこ
鳳凰のプリントがされています。
釉薬の具合や塗り方から見ると恐らく大正時代に作られた物だと思います。
底にはMADE IN JAPANと印字されていることから、海外に輸出するために作られた品でしょう。
そうしたコンテクストを感じることができるのも、骨董品ならではの楽しみ方でしょう。
GENETO
山中コ~ジ
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東京デザイナーズウイーク2011にて発表したcoyaaがスウェーデンで開催されるStockholm Furniture Fair Greenhouseの出品者に選ばれました。
Stockholm Furniture Fair Greenhouse
開催期間 2月5日から9日までですので、期間中スウェーデンにお越しの際は是非とも会場にもお立ち寄りください。
詳しくは以下のサイトにアクセスください。
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