GENETO京都事務所について、様々なスタディ模型を制作し検討を重ねています。
スタディ模型はベースとなる考えから第一号案が制作され、それを元に様々な要件を満たす案を検討していきます。
今回、スタディ模型はGENETO東京事務所で制作されました。
50分の1スケールで制作される模型は、一見すると微妙な差のようにも見えますが、実際はとても違ってきます。
ひとつ出来ると、それをベースにブラッシュアップした案を作図し模型を作る。
地道な作業ですが、この作業を繰り返す事でGENETOが目指す「身体性から考える空間」は思考の密度が高い空間へとなっていきます。
大凡の案が固まった状態で、東京から京都へ届けられました。
模型を元に、pivotoの白さん、ミスターとミーティングをおこないます。
実際に作る際のマテリアルや、ディテール、制作時期や色味まで細部に渡って話し合います。
ちなみに、このミーティングは大晦日。
年内ぎりぎりでこのミーティングが出来た事は幸いです。
2012年から始まるGENETOプロジェクトの第一弾がGENETO京都事務所の改装です。
この事務所にはこれまでGENETOが目指して来たテーマを出来るだけ詰め込むことで、自分達が目指しいてる空間が一体どのような物なのか、クライアントにとってはショールームの様で、自分達にとっては空間の更なる魅力を引き出す為の教科書となる、我々にとっては今後の核となる媒体でもあります。
(クリックすると大きくなります)
東京事務所で出来た模型を定点撮影した写真を、京都事務所で合成しました。
被写体の位置・配置・サイズ・照明の荒っぽさは否めませんが、これは東京事務所クオリティ。。。
今後は撮影に工夫とクオリティの向上が課題であると、模型写真を合成しながら気がつきます。
新しい事務所が完成するまでに、京都事務所で再度定点撮影をおこなう必要性を感じましたが、それはさておき、この模型の内容に目を向けると、少しずつブラッシュアップがなされている様子が分かります。
これは、実際に我々が建築設計をおこなう際のプロセスですが、身体スケールを考慮する事は勿論、空間のシークエンスやダイナミック感、用途や機能性、動線や構造等、様々な要素を検討項目に入れブラッシュアップしていきます。
着工は1月中旬が目標で、正式にお披露目は2月上旬から中旬となります。
この事務所で今後、様々なプロジェクトがおこなわれ、出会いがある事を期待しています。
GENETO
山中コ~ジ
