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滋賀県からやって来た清川硝子 赤羽兄弟による硝子工事 by 山中コ〜ジ

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$GENETO-清川硝子 赤羽公平

今年に入り初めてとなる群馬県館林市で工事が進んでいる現場へ。
トップコートもほとんど終わり、遠くから見ると畑に並ぶビニルシートの仲間ではないかと思わせる様相。
この日はL'angolinoにとって節目となる工事がおこなわれます。

$GENETO-清川硝子 赤羽公平

それは硝子工事です。
この建物の硝子窓の納まりは非常に難しいため地域の業者に依頼する事は辞め、GENETOと日頃仕事を共にしている滋賀県にある清川硝子 赤羽兄弟に依頼しました。

特に赤羽公平(兄)氏とミーティングを数回重ね、モックアップを作りながら今回の硝子窓のディテールを考えていきました。

$GENETO-清川硝子 赤羽公平

現場に運び込まれた三角の硝子。
縁は全てシリコンコーキングの定着を良くするため荒く研磨されています。
また、三角の頂点は建築の窓枠と納まりを良くするため、φ5mmに丸められています。
勿論、窓枠のディテールも拘って作りましたが、硝子も一枚ずつ手間隙かけて加工されています。

GENETO-清川硝子 赤羽公平

建築と窓枠は別々で作られ、現場でFRPのトップコートを塗布する直前で接合し一体化しました。
見た目にはシームレスに見える。

$GENETO-清川硝子

今回施工する三角の硝子窓は50枚弱あり、昼から二人で休む事無く施工が続けられました。
ちなみに、翌日は都内でも7年ぶりに大雪が降った日で、前日であるこの日にしか彼等が施工できる時間はありませんでした。

$GENETO-清川硝子 赤羽公平

そんなこともあり、作業は日が落ちても続けられました。
かなりハードな現場ですが、関西での仕事が休める土日に抜けて来てくれたので、やむを得ない現場となりました。

GENETO-清川硝子 赤羽公平

ようやく仕事が終わり夕食にありつけたのは10時を過ぎていました。
勿論、歓迎会兼お疲れ様会はL'angolinoオーナー須永一久氏によるイタリアン料理です。
遠い群馬の地での施工は、清川硝子史上最北端の現場だそうです。
疲れながらも美味しそうな夕食にテンションが上がる赤羽兄弟。

GENETO-清川硝子 赤羽公平

この日は京都で収穫されたお野菜や近江牛を持ち込んだので、それらを食材として調理されたお料理です。
非常に楽しく美味しい夜でした。

硝子工事が終わると、建物の内と外がはっきりと分けられます。
小さな窓が塞がる事で、より内と外の概念と言いますか空気感が変わってきます。
また、開口から見える空よりも、硝子を通してみる空の印象は全く違います。
そうしてより建築らしくなって来ているのだと実感できる一日でした。






GENETO
山中コ~ジ





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L'angolino (project KAZ) @ GENETO blog 



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※現在オープンに向け、急ピッチで現場が進められています。
新規出店を考えておられる方、GENETOの建築に興味のある方は、事前に連絡をくだされば日時調整の上ご案内致します。
ご希望の方はコチラからご連絡ください。




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