前日の授賞式に続き、翌日は祝賀パーティーです。
授賞式は予定より2時間程遅れたので、今回も送れるはずだと30分程遅れて到着。
しかし、またしてもゆっくりスタートでした。
この日も2時間程度、ホワイエでワインやビールを飲みながら待機です。
どれだけ遅れても、お酒は必ず出続ける。
費用は凄くかかっているはずなのに、主催者の心意気は素晴らしい。
気がつけば、ホワイエは多くの人々でごったがえしていました。
「昨年はこうではなかったので今年は変だ」と、常連デザイナーは不思議がっていました。
世界各地から著名な方々がこのパーティーには出席されていました。
同レベルの賞で日本の授賞式と比較しても、ここまで豪勢で正統派な授賞式はありません。
しかも、作品の出品費用は日本の方が一桁高いものがほとんど。
授賞式に来る人は日本人ばかりで、今の日本のアワードは香港に比べてローカルとしか言いようがありません。
それだけ香港や中国本土に活気があることは言うまでもありませんが、受賞者の上位には多くの日本人建築家やデザイナーが入っているところを見ると、まだまだ日本人のデザインレベルはアジア各国に退けを取っていない。
むしろ、羨望の眼差しで見られている人もいる。
それだけに、アジアのリーダーシップをとっておこなうこのような正式なアワードや、授賞式や祝賀イベントを、何故日本がこれまでして来なかったのか。
残念でなりません。
開会の挨拶は、数名のアジアを代表する著名なデザイナーがおこないました。
一人目は榮久庵憲司氏。
榮久庵氏といえばGKデザインの創設者で、日本のプロダクトデザイナーとして代表的な人物です。
こんな偉大な方がいながら、どうして今のGKはあんなに落ちぶれたのか。。。
如何に榮久庵氏がスターだったかを思い知らされます。
他にも、アジアを代表するスターデザイナーが壇上にて挨拶されました。
シューズデザイン等を手がけるジミーチュウ(Jimmy Choo)氏です。
僕は全く知らなかったのですが、同行した山中悠嗣と山下麻子が興奮して教えてくれました。
他にも多くのデザイナーが挨拶をされ、アジアにもこれほどまでに素晴らしいデザイナーがいることを目にすると、これからのアジアは益々延びて行くんだろうと実感させられます。
香港に来て2日目にして料理の脂っこさに嫌気がさしていたので、出さして頂いたフレンチのコースは大変美味しく頂きました。
素晴らしい経験ができた今回のDFAですが、自分の語学力がない事を改めて後悔させられる場でもありました。
国内のプロジェクトがメインではあるものの、ロンドンで取り組んでいるNRW-projectはじめ、色々な国でのプロジェクトオファーが来だしている昨今、このままではいけないと考えさせられます。
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