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大都会でピクニック 公共空間の面白さ by 山中悠嗣

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先日、恵比寿ガーデンプレイスで開催された東京ピクニッククラブによるピクニックに行きました。
東京理科大学の伊藤香織先生が主宰をされている団体のピクニックです。

東京ピクニッククラブの主張は、以下のことです。webより拝借しました。
「自由で洗練された現代のピクニックの姿を提案する.都市居住者の基本的権利として「ピクニック・ライト」を主張し,社交の場としての都市の緑地や共有スペースの利用可能性を追求する.」

という非常にユニークなコンセプトで活動をされています。
最近GENETOでも考えている、新たな公共の場所のあり方ということと、凄く共通の事柄が多いと思って参加しました。

$GENETO-ピクニック

開場は、恵比寿ガーデンプレイスの広場でした。
この広場は、日本ではありがちな広場で、人が何かをできそうなきっかけもないような広場です。
人は通過するだけで、存在を気にもとめないような場所でした。

そこが、ピクニックの会場となることで空気感が全く変わりました。

人工芝を一面に敷き詰めて、そこにヒコーキ型のクッションが置かれています。
$GENETO-ピクニック

このときは、ピクニックをここでやってピクニックの素晴らしさをランキングで競いあうイベントでした。なので、自前のピクニックを多くの方がされていました。

しかし、本当に簡単な仕掛けで、こんなに生きた公共空間に変わるということを実感させられました。日頃寂しい場所なだけに変化が凄く大きかったです。

$GENETO-ピクニック

子供たちは裸足で走り回ってますし、なにやら楽しそうな雰囲気に釣られていろいろな人が見に来ていました。この広場の周りのベンチも満席状態です。

そして、僕もクッションの上に寝転んでみました。

$GENETO-ピクニック


ビルとビルに挟まれた場所で、仰向けになって寝転んだことが無かったので、コレも凄く新鮮な感覚でした。そして、単純に気持ちいいと思いました。

こんなにゴミゴミした東京で、空を見て気持いいと思えたのは不思議な感覚でした。
大自然の中で寝転ぶ感覚とは違いますが、人の距離感を意識しながら、でも自由に出来る感覚が面白かったです。

都会でのピクニックには、まだまだ面白さがありそうです。
そして、公共の場所の新たな使い方や人の関わり方は、まだまだ未開発なんだと実感しました。
art mobileでは、もう少し小さな場所で公共の場所を作っていきたいと考えています。
我々の新たな取組としてのart mobileにもフィードバックできる体験でした。


GENETO
山中悠嗣


東京ピクニッククラブへのリンクはコチラ

以前ご紹介した、ピクニックセットの記事はコチラ

ART MOBILEに関する記事はコチラ

///////////TOKYO DESIGNERS WEEK 2012///////////


$GENETO-TDW 2012


GENETOと京都西陣にある老舗帯ブランド服部織物とのコラボレーションプロジェクト”hattori × GENETO”による作品をTOKYO DESIGNERS WEEK 2012にて発表致します。

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