僕にとってこの旅でもっとも感動した”ロンシャンの礼拝堂”へ行きました。
ロンシャンの礼拝堂はいかなるものか。
どうして感動する人が多いのか、確認する意味も込めて是非とも自分の目で確かめたい建築でした。
設計をしたのはル・コルビジェです。
設計が始まったのは1950年で、1955年に竣工したこの建築は岡の上に建っている為、タクシーで向かう道すがら礼拝堂を見ながら向かう事ができます。
サヴォア邸で受けた衝撃とは全く違う質をした衝撃を受けました。
サヴォア邸はコルビジェが提唱した「住宅は住むための機械である。」という言葉を見事に具現化していますが、ロンシャンは建築が人の心に働きかける率直な感動を具現化していると感じました。
シェル構造によって美しいプロポーションをしている屋根や、それを支える大きな厚みを持つ壁で構成された建築は、ストーンヘンジの様な遺跡にも似た印象を受けます。
そんな印象が、実はプリミティブな礼拝をする為の空間として相応しいのかもしれません。
そう思いを巡らせる程、集う人の心を安らかにさせてくれます。
僕が関わっている建築設計という仕事、日々何かと向き合っている訳ですが、この建築ほど勇気や希望を持たせてくれた事は無かったのではないか。
そんな事を純粋に感じた建築でした。
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