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安多化粧合板の工場へ by 山中コ〜ジ

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$GENETO-安多化粧合板

GENETOの新しい京都事務所に置く会議テーブルの材料を、安多化粧合板株式会社さんから支給頂けることになり、工場へ材料調達に行きました。
安多化粧合板の工場へ行くのは、昨年の10月に制作したcoyaa1号機の材料調達に伺って以来です。

この日は、年度末を控えて毎日大忙しで様々な合板が作られていました。

$GENETO-安多化粧合板

工場はフル稼働らしく、慌ただしいが活気に満ちていて面白い。
本来は端材を頂くつもりでいたのですが、安多茂一氏のご好意により、数枚の合板を新たに作っていただきました。
忙しく働くスタッフの変わりに、安多氏自らが合板を作ってくださるという贅沢な合板。

$GENETO-安多化粧合板

それぞれの形にスライスされている単板を正形にカットし、ベースとなるラワン合板に貼付けていく。
この作業は意外とローテクです。
特に、安多化粧合板さんは他社の合板メーカーと違い、木目の配置にこだわりを持って作っているため、練り付け方も単板を一枚ずつ並べて様子を見ながら位置を決めていくので、ローテク(手作業)でないと、これほどまでにこだわった合板はできません。

$GENETO-安多化粧合板

最後はホットプレス機で圧着させます。
熱を加えて固めるので、数分のプレスで十分な強度が得られるとの事。

余談ですが、GENETOの家具レーベルpivotoの工房は、未だに旧式のプレス機なので、なかなかボンドが固まらず、特にこの季節は固まるまでに非常に時間がかかります。
中には凍ってしまう事も度々です。
いつかは導入したいホットプレス機です。


この日は数枚の合板を頂くことができました。
合板は二次加工品といえるでしょうが、合板における二次加工品とは、一次加工品とのスタンスをどう扱うかでしょう。
それは、一次加工品に近ずける事も、遠ざける事も出来るからです。
大量生産するメーカーにとっては、遠ざかる事は必然的ですが、安多化粧合板さんは二次加工でありながらも一次加工品に近ずける努力をしたり、まったく一次加工品から遠ざけたりと、様々なケーススタディーが繰り返しおこなわれていると言う印象を受けました。
ルーティングワークとしての物作りではなく、思向性を持ち、クリエイティブな発想で物作りに向かう姿勢に感銘を受けさせられました。


安多化粧合板株式会社


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山中コ~ジ


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