現在、教えに行っている専門学校で、授業の一環として建築ツアーへ行きました。
私も初めて見に行く建築なので、ちょうどよい機会をもらえました。
場所は、八ヶ岳周辺ということで先ずはリゾナーレから行きました。
リゾナーレは、星野リゾートが買収した後、クライン・ダイサム・アーキテクツが関わりチャペルなどを作っているリゾートホテルです。
もともとは、バブルの頃にマリオ・ベリーニによって設計された建物です。
当時だからこそできるような贅沢な建物の作りなど、ある種の遺産としての価値があるように思います。
時間の経過を建物が語っています。でも当時の華やかな時代をどことなく表現しています。
ショッピングモールでよく見かけるような風景ですが、コチラのほうがハリボテではなく創り上げられた重厚感を感じます。そして、陳腐になるのではなく、風景として定着していくようなイメージがしました。お金と時間を掛けてつくらているのもは、時間がたったときに違いを大きく見せてくれるのかもしれません。
こちらが、リゾナーレ・ゾーナという建物です。屋根が開閉式になっているチャペルです。
独特の表情をもった建物でした。置かれている家具もアクリルの背板のなかに模様が閉じ込められていて、カワイイ雰囲気を伝えてきます。
もう一つあるのが、リゾナーレ・ブリラーレです。
ここは、宴会場らしく、中には巨大なテーブルがあります。
外壁は、ステンレスの鏡面仕上で、森の中に溶けこみ、インテリアだけが浮いているようにも見えてくる作品です。
テーブルは、平面的には台形をしていて、遠近感を強調しています。
40人近くが並んで宴会可能とのこと。面白い空間でした。
天井や壁には、植物のパターンがあり、その存在が空間をポップにしています。
クライン・ダイサムの作品に共通したイメージは、二次元のパターンを多用するからか、空間自体が二次元のような感覚をもちました。三次元なのに、しかもさいしょのゾーナは、円形といううかかなり特徴的な携帯をしているにもかかわらず二次元の中にいるようで、不思議な体験でした。
続きは、その2で書きます。
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八ヶ岳周辺の建築ツアー その1 by 山中悠嗣
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