GENETOとアーティストとのコラボレーション事業であるGENETOバッジの2023年モデルの発表を致します。
16回目となる今回はウクライナ人アーティストのSAINTPVBLO氏をキュレーションしました。
SAINTPVBLO氏はウクライナから難民として1年前に来日し現在東京在住ですが、2023年6月にGENETO ART FOUNDATIONによるアートインレジデンスに参加してくださったアーティストでもあります。約1ヶ月間の滞在中に作品制作と展覧会を開催しました。
GENETOバッジを毎年作っている理由は、大きく二つあります。
一つ目はアーティストの発掘事業としてです。
老若男女に関わらず、多くのアーティストが世界中の様々なフィールドで活動しています。そんなアーティストの作品をGENETOを媒介として、少しでも多くの人々に知って頂ければという願いからです。
二つ目はGENETOバッジのテーマともなっている「GENETOの女神」に込められています。それは、我々の仕事は多くの女性の支えによって実現している事が多く、今日のGENETOがあるのは色々な場面で力を貸してくださった多くの女性が居られたからに他なりません。
そんな女性への感謝の意味を込めています。
以上の理由から、16年目になりますが今年もGENETOバッジを作る事にしました。
【アーティスト コンセプト】
2023年6月に京都にて参加したアーティストインレジデンスArt cottage no.2で制作した作品に関係します。
日本に来てから1年間、頭の中で吸収した様々なことが組み合わさって表現されています。
私たちが生きる人新世の探求であり、すなわち、愛・優しさ・闘い・憎しみ・戦争・人間関係・新しい人々・明るい色・暗い色。はたまた人生そのもの。
我々は社会が作り出している文脈の中に深く潜り込み、自らどんどん複雑にしています。そこを更にシンプルにしたらどうなるだろう?私が取り組むあらゆる媒体のアートを通して、世界がどのように機能しているのか、そして私たちの生活のあらゆる側面において、より良いシステムの未来の可能性は何なのかを自問しています。
[ 英語 ver. ]
The concept related to the artworks, were made in Kyoto in June 2023.
It is expressing the combination of many things my mind absorbed for last year since I came to Japan. Exploration of the Anthropocene era we are live in – love, kindness, struggle, hate, war, relationships, new people, bright colors, dark colors. The life itself.
You just dive deeply inside the context the society creating, making it more and more complicated. And you like – why not make it more simpler and simpler? So, you are asking yourself how the world functioning, and what the future possibilities of better working systems could be in every aspect of our life through the art in every medium I'm working on.
【プロフィール】
SAINTPVBLO
Visual designer and practical artist, originally from Kyiv, Ukraine. 26 y.o.
Based in Tokyo since 2022.
Philosophy and knowledge are the main aspects in working process while beliefs and denial of something - the false path to achieving the desired form.
Main areas of interest - design, mycelium, music and every visual experience that nature gives.
https://saintpvblo.com/
https://www.instagram.com/saintpvblo/