八百忠本店の改装工事が始まりました。
今回のプロジェクトでは、建築本体工事の他にも家具や壁紙、照明器具など様々なデザインをGENETOとpivotoで行うこととしており、そのひとつである壁紙のサンプルを制作しだしています。
今回の壁紙は、自ら紙を漉く作業から始めるので、原料を作る為の攪拌機を購入しました。
この機械を使い、様々な物を攪拌して原材料に変えます。
壁紙を作るのはpivoto工房です。
初めての試みなので、工房で紙漉から、壁への貼付けなど、実験が繰り返されます。
このプロジェクトを主に担当するのは、一年目の伊藤惇です。
不慣れな作業ですが、新しい物事に取り組むには、ひとつひとつの積み重ねが重要となります。
また、バーチャルな物ではなく、実物を作るため、自然環境や作る人の技術など、実質的な問題点と直面し、解決して行く必要があります。
今回が初めてと言うこともあり、色々なマテリアルを混ぜたり、テクスチャーを付けたりと、初歩的な試作から初めて行きます。
数種類のマテリアルを配合するのは、経年変化や強度のバラツキが気になるところで、同素材で作ってもテクスチャーを持たせた物は、施工方法が気になります。
もちろん、更に問題点は多数出て来ることと思いますが、現時点で想定されることは、予め対応策を考えながら試作作りを進めて行きます。
今回作った試作は15種類となりました。
様々なバリエーションを作りましたが、完成した物をベースに更なる改良が必要となりそうです。
壁紙を現場で貼るのは恐らく来年の3月です。
それまでに施工方法の確立や、劣化試験などまだまだ始まったばかりです。
pivoto工房は京都市内でも極寒の地域にあります。
さらに、川の水を使い紙漉が行われます。水を温めながら紙を漉くでしょうが、水の冷める速度も速く、忍耐力のいる作業となりそうです。
また、同時期にpivoto工房ではオリジナルチェアーのモックアップ作りも始まりました。
こちらはpivoto blogでレポートされていますので、ご興味があればご覧下さい。
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八百忠/家具モックアップ制作開始 @ pivoto blog ←
GENETO
山中コ~ジ
//// GENETOで家を建てること vol.1 ////

"GENETOで家を建てること"というパンフレットが出来上がりました。
このパンフレットでは、GENETOが取り組む姿勢や長所、どういったプロセスで設計をしているのか、費用はどれくらいか。
また、設計期間や工期について、他社との比較を交えつつ分かり易く解説しております。
GENETOについて少しでもご興味のある方、現在家作りについてご興味を持たれている方は是非ともご一読ください。
パンフレットは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
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