新しい展開になって始めてのAS2が12月17日に開催されました。
今回は、これまでの会場から”遊子庵”という京町家に会場を移しておこなわれました。
遊子庵は京呉服の問屋街と言われる室町通りに面し、築100年前後のとても赴きある町家です。
今回の出品アーティスト 佐川綾野氏の作品は、植物の切り絵をアクリル板に挟み、それを層状に重ねることで奥行きが出て、背後から光をあてるとステンドグラスの様な効果をもたらす作品でした。
これまでの会場とは違い、京町家ならではの展示が試みられました。
お膳に1作品ずつ展示されたコミカルな手法等、随所に空間との関係性にも配慮されていた事は非常に面白く感じました。
佐川綾野氏のPV映像も会場では上映されました。
今回も制作は黄文斤(ファンファン)・山下麻子・原麻由美により作られたのですが、完成度の高さは今回のPVが、これまでで最も素晴らしいという評判が聞こえ、回数を重ねる度にクオリティが上がっている事が分かります。
これまでAS2は12月に開催する事が無かったので、この時期に開催する事も初経験でした。
12月という慌ただしい時期にも関わらず、会場にお越し下さった方々には本当に感謝です。
たった一日しか開催されないAS2は、短いと感じますが、濃縮された一日を過ごすことができます。
アート作品を見、アーティストと語り、色々な来場者やAS2メンバーと語る時間は非常に有意義なひとときです。
そこにAS2が他のアートイベントと違う魅力があるのだと感じています。
今回もAS2のパーティーフードを作っていた事で結成された門谷和泉・稲垣栄子・原麻由美のチームRipple Joeのケータリング パーティーフードも、趣向が凝らされていました。
パーティーはケータリングの他にも、様々なお酒やお料理が持ち込まれ大盛況でした。
AS2を介して親しい顔や懐かしい顔を見る事ができたりと、今回で12回という回数を重ねたAS2ならではの出会いやコミュニティがあります。
色々なことがあった一年でした。
特に3月11日の震災が、今年を象徴する出来事でした。
AS2メンバーも”AS2 SPECIALー東北のためにー”を開催し、そのため実際に現地へ赴き、現地のボランティアの方々と協力体制を結ばせて頂く等、我々が何をできるのかを考えさせられた一年でもありました。
2012年を迎え、#13 AS2が開催できるようにメンバーと協力し合いながら企画して行きたいと考えておりますので、今回来て頂いた方も来られなかった方も、#13 AS2には是非ともお越し下さい。
次回は、恐らくテキスタイルのインスタレーション作品となる予定です。
最後になりましたが、#12 AS2 Autumnにお越し下さった方々、本当にありがとうございました。
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山中コ~ジ
