先日、京都の染色家 玉村咏さん の展覧会に行きました。
玉村さんは染色を独学で学ばれて、京都にて創作活動を行われている作家さんです。
新宿の柿傳ギャラリーにて開催されました。
会場には、色々な種類の物が展示されていて最初は一人の方の作品とは思いませんでした。
というのは、先ず最初に眼に入るのが台の上に置かれた風炉先屏風に始まり、横に目をやると照明器具が置かれていたり、壁にはファイバーアートやクリスタルのインテリア小物等様々なものが展示されていたからです。
場所を分けて、着物もの展示されています。
会場では、玉村さんが作品についてのお話をいろいろしてくださいました。
染織家としての立ち位置から、様々な物を作られているところが凄く面白いです。
そして、どれも面白い仕掛けが施されていました。
玉村さん曰くは、現在もっとも興味のあるものは「磁石」ということです。
染色をされていることと、磁石が結びつきにくい感じをかんじつつも、玉村さんのクラフトマンシップのような物をすごく感じました。
また、磁石を多用することで表現の幅が広がっていることを説明していただきました。
写真右が玉村さんです。来られたお客さんに作品の説明をされているところです。
様々な物をつくらているなかで、新たな事を発見しそれをフィードバックしながら次の作品につなげるというところは凄く共感出来る部分でした。
そして、素材そのものが持つ特徴や現象を素直に表現につなげていくという感じを受けました。
物理的に起っていることでありながらも、凄く不思議な感覚を持つ。そんな作品が多いように思います。
何かにこだわって一つを進めるより、色々なことに興味をもち、それを作ってみてそこからまた新たな事へ展開していくということは、我々も設計活動をするときには重要なことです。
そいうったことを改めて感じさせてもらえた展覧会でした。
非常に刺激的で、何か作りたい気持ちになりました。
実は、玉村さんの持っておられるカバンが、また面白いのでいずれ紹介させていただければ思います。
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